投手の評価(中継ぎ)×セイバーメトリクス
今回は中継ぎ投手の評価について記事を書いていきたいと思います。中継ぎ投手の勝敗があてにならないことはもちろん、ホールド数やセーブ数もチーム状態などといった「運」にゆだねられるからです。前回と同様に基本となる指標は同じです。
1与四死球数
2奪三振数
3被本塁打率(9回を投げた時に平均で打たれる本塁打の数)
この3つを基本に見ていきます。
(中継ぎ登板20試合以上+先発ローテに入れなかった三名)
今シーズンは8回三上、9回山崎、7回までのピンチを須田、田中の二人で乗り切る、というのがベイスターズの勝ちパターンでした。特に田中は対左をよくまかされていました。しかし田中の左右被打率は
対右 (79-18) .228
対左 (95-28).295
で、なんと右バッター相手の方が成績が良いのです。なので成績の良い田中をワンポイントで使うというのはあまりよい起用とは言えません。私がDIPSと左右別被打率の値をみて、新しく提唱する起用法は
8回を田中9回を須田に任せます。そして、7回までの対右を三上、対左を山崎に任せる。という起用法です。
三上 対右(126-23).183
対左(90-24).267
山崎 対右(138-39).283
対左(82-18).220
この数値を考慮した結果この起用法が良いという結果になりました。三上の得意球がスライダーで山崎の得意球がシンカー気味に落ちるツーシームであるということを考慮するとこのような数字は来年以降も続くと考える事が出来ます。山崎投手は大好きな投手ですが一度こういった起用もみてみたいとも思います。
今回の記事は以上です。次回は「打順」というテーマで記事を書いていきたいと思います。ではまた。