もしおれが監督になったら横浜Denaベイスターズは日本一になれる

データや独自の野球観を駆使してベイスターズが日本一になるための戦略を考えます。

盗塁の効果

りバントはせずに盗塁をしろ今回は「盗塁」について考察していきます。前回使用した得点期待値表と、得点確率表を今回も使用します。

 

上が期待値表で、下が確率表です。今季のベイスターズの盗塁成功率は.670です。

しかしエンドランの失敗なども多々ありましたので、成功率を7割と仮定した場合の期待値の変化を計算します。

無死1塁 0.843→0.881

1死1塁 0.557→0.557

 2死1塁    0.241→0.225

3盗は滅多にないので除くとして、こうなります。ベイスターズの今年の成功率だと、無死1塁の場合のみ、盗塁の効果がある、と言えます。

次は終盤の1点を争う場面での盗塁について考えていきたいと思います。

無死1塁39.9%→45.9%

1死1塁27.1%→ 31.23%

2死1塁12.9%→15.12%

すべての場面で得点確率は上昇しています。

これには私自身とても驚きました。

セイバーメトリクスでは、楽に相手にアウトを与える可能性のある盗塁はあまり勧められていない作戦です。

しかしこの考察からわかるように期待値も2死1塁の場合を除き減少することはなく、得点確率はどの場面でもUP、さらに盗塁をバッテリーが警戒すれば打者も狙い球を絞りやすくなる、などメリットのほうが大きいと言えます。

ということで結論は

送りバントはせずに盗塁をしろ

ということです。

セイバーメトリクスの定説からするとリスクの高い「盗塁」という作戦はあまりこのまれていませんが、私はそれには賛成できません。

今年のベイスターズは盗塁を10個以上決めている選手が2人しかいません。

梶谷 33-26(.788)

桑原 29-19(.655)

この二人です。

梶谷選手の成功率は素晴らしいです。この成功率ならどんどん企画するべきだと言えるでしょう。

桑原選手の場合は理論上は得点期待値が下がってしまう値です、終盤の1点を争う場面での桑原選手の盗塁は有効であると言えるでしょう。

次回は「投手の評価」というテーマで書いていきたいと思います。ではまた。