もしおれが監督になったら横浜Denaベイスターズは日本一になれる

データや独自の野球観を駆使してベイスターズが日本一になるための戦略を考えます。

送りバントは必要か?

今回は送りバントの有効性について考察していきたいと思います。

こちらは2005年の得点期待値表です。(本当はもっと新しいものがよかったのですが・・・すみません)得点期待値とはその状況から平均で何点取ったかをあらわすものです。

 

この表からわかるように無死1塁から1死2塁への送りバントはもちろん、すべてのシチュエーションで送りバントは得点期待値を下げる作戦となっています。

2016年のベイスターズ送りバント成功率は.736です。

10割成功しても得点期待値を下げる送りバントを序盤、中盤で使わないほうが良い事ははっきりとわかります。

ですが、例外もあります、それは1点を争う終盤の試合の場合です。次にこの得点確率表をご覧ください。

 

例えばこの得点確率表をみてわかるように

無死1塁(39.9%)→1死2塁(41.7%)

無死2塁(58.8%)→1死3塁(61.6%)

無死1,2塁(59%)→1死2,3塁(63.9%)

の3ケースで得点確率は上がっています。

しかし、大幅に確率があがるわけではありません。今季のベイスターズの犠打成功率.が736ということも考えると、終盤であっても送りバントという作戦はあまり効果のない作戦と言えるでしょう。

次回は「采配」編の続きとして、「盗塁の効果」というテーマで書いていきたいと思います。ではまた。